これが今回の私の視線です。
            目一杯zoom outしても端が切れてしまう。それほど近いんです。
               

       エスパのスタメン             レイソルのスタメン
          原  矢島                     大津
           フェル                鈴木 ポポ アレックス 太田 
        藤本      伊東                 鎌田
           本田                 大谷 石川 古賀 薩川
      児玉 和道 青山 市川                 南
            西部


 あれれ?前半こっちに向かって攻めて来るんか。柏のキックオフで始まったから、
トス勝してエンドを換えたのはエスパルス側だ。ひよこ構想(前半に相手を疲れさせ、
後半私らの前のネットにエスパがゴールラッシュ)は、奇しくもエスパによって、
最初から破綻をきたす事になりました。
 でも、試合はこちら優勢で推移します。前線で原と矢島がサイドも使う動きをみせ、
DFラインからの長めのパスで相手中盤に肩透かしを喰らわせたのも効を奏し、
20分も過ぎたころふと気付くと、
あれ、相手のプレスはきつい筈じゃなかったっけ?今なんて、緩いというより
寧ろ"無い"と言った方が近いぞ」
 もう、パスも繋ぎ放題だ。その割にはシュート数は少なかった(最後のところで
柏のCB4番と5番特に4番が体を張るので、)かな。
 勿論あと一歩というのも沢山ありました。例えば、手数が一つ多過ぎて
シュートに至らなかったのが、原と矢島合わせて3回ほどあったかな
。若いんだから
思い切ってやっても良いよ。

 「これは決まった!」
と万歳準備に完全に入っちまったのに(市川のクロスを矢島がシュート)、
「み、南、おまえの左足が憎い!」
ってのもありましたな。
 
 球を持った”小さなおじさん”が左に持ち込みながら、元から左に居た
”澤登の背番号を受け継ぐ男”に、前方中を腕で指し示し、
オラァ、オレが相手二人引き付けて中空けてんだから、そのスペースに
入り込んで行かんかい!

私の耳に聞こえるべくも無いけど、こう感じられました。
 はい、互いにやりたいこと、やって欲しいことを主張し、伝え合うことは
良い事だ。こうやって、共通理解を深めていって下さい。
 でもね、出来れば練習で事前に深め合っておいて、阿吽の呼吸で
分かり合っておいてね。

 じゃぁ、阿吽の呼吸が無かったかと言えば、さに非ず。かなり出来ていました。
だからこそ、パスが繋がり、あたかも、柏の皆さんが”プレス掛けに行っても、
詰める前にどうせ球出されるんだから、疲れる分損だな”と思っているかのように
見えたんだと勝手に感じました。

 藤本がかなりフィールドの状態を把握出来ていて、そこから良い感じに展開してました。

 小さなおじさんの”持ち込み”とパス出しのバランスが絶妙だと思いました。
今日の配分を基準として据え、これからの試合でこの基準より、おじさんのドリブル
率が多ければ、即ち周りに球を預けたくなる味方が少ないということ。
→よってもっとサポートに寄る。
みたいに約束事にしちゃのも手じゃないかな。
 今日の”良い感じ”を維持そして発展成熟させて欲しいので、そんな事考えちゃってました。

 試合に戻ります。
「良い感じなんだから、点を決めないとまずいぞ。」
「柏だって、HTで手を打って来るぞ。これだけ何も出来なければ、思い切って劇的に」
「大体、ワシらの目の前のネットを揺する時間はあと少しだぞ」
なんて思っていたら、
 藤本がポヨーんとした途中の柏連は触れないが、
ゴール前左のおじさんにはピッタリの、上空を巧くつかったパス!
おじさん、ファー(つまり私の目の前ですな)に流し込んで先制!
 う、嬉しい!ドドンヘイじゃ!ドドンヘイしたくて来てるようなもんなんじゃ!
それにしても、柏の皆さん、いくらなんでもいけないよ。この時だって、
ボール保持者藤本のとこに誰も行かない。離れた所を更に下がるだけ…。


 後半はこっちがエスパ陣、目の前には(暇な45分を過ごすことになる)西部がいます。

……
太田の攻め上がりに要注意じゃなかったけ?姿を殆んど見せてくれないぞ
 エスパはテンポ良く少ないタッチで右を使いーの左を使いーのしながら、
向こうに向かって攻めあがります。
 原のバー直撃シュートもこのような流れから生まれました。告白すれば、
直撃後真下に落ちたように見えたので、
「入ったか?入ったんか?得点か?」
喜ぶ準備に入りかけた私は、ちと恥ずかしかったな。

 なかなか球や人々がこっちに来てくれません。
可哀想なのは一人取り残された西部だ。

 柏のチャンスになりそうな気配になる気配になることはあまり無く、
柏のチャンスになりそうな気配になることは殆んど無く、
柏のチャンスになったのは、私の気が確かなら私の記憶が正しければ、
ゴール正面のFKを取られ、直接壁を超えて来た球を西部が右に飛んで
キャッチした時だけだったかな。
 スリルだけを求めて来たエスパサポがもし居たとしたら、
その人にとっては、最低な試合でしたな。

 その後途中から入った岡崎がCKから押し込んで追加点。
スコアはこれ以上動かず2-0勝でした。

 エスパの前線からの動きやプレス、効果的な球廻し、
チームメイトの出場停止、怪我、XXによって苦しい事情をさし引いても、
柏イレヴンはちょっといただけないパフォーマンスだったと思います。

        最高に気分良い!そんな試合でした。


           試合後の写真です。
         

勘違いして試合に入ったのは、彼だけではなかった(藤本や確か本田も)が、
後半も長袖で出てくるなんて
 サッカータイムJリーグタイムによると、24℃あったのに、
匿名希望ペンネーム23番さんの証言によると、
待ってるだけでも暑かった
のに、
さては、
半袖忘れて来たんかい?
              

                         
'08/4/29第9節柏戦 観戦記